オリーブの実が地面に落ちて春になると自然にオリーブの種から双葉が出てきます。その葉が小さくてかわいかったので、畑の隅にそっと移したのが始まりでした。
 
オリーブは異なる品種の樹のメシベとオシベが交配して種を作り、その種から生まれたオリーブは世界に1つだけのオリジナルの品種になります。その特徴は、有史以前に地中海沿岸に自生していた野生の原種のような小さな葉。
 
世界に1本だけの原種で作った小さな盆栽。
 
6千年前のアフリカの原野や地中海に、たくましく佇むオリーブの姿に想いを馳せます。

vol.1  2015/5/16

ブラシ

vol.2  2015/6/16

ハープ

vol.3  2015/9/23

リュウボク 

vol.4  2016/6/28

カンカケマイマイ 

閑話休題
オリーブの収穫が終わる12月。小豆島の南岸は、四国から海を渡ってやってくる四国ガラスたちで賑わいます。摘み残され黒く熟れた実は、渋みもなくオリーブオイルたっぷり。その実はカラスたちの大好物です。ある日、カラスのフンの中にオリーブの実が混じっていることに気づきます。野鳥に食べられることで、種を遠くまで運んでもらう木の実がある。もしかすると、オリーブの種もカラスに食べられて遠くに運ばれていないだろうか?もしかすると、どこかに野生のオリーブの自生地がないだろうか?探し始めてから3年。あるはずだと想像していた野生のオリーブの自生地をとうとう発見します。そこには人の手で守られることなく自分の力だけで生きるタフな野生のオリーブが海風に揺れていました。6千年前の野生のオリーブが8千キロを超えて地中海から瀬戸内海へやってきた植物の生命力に感動します。